ご挨拶

高分子ミクロスフェア討論会は,高分子微粒子の合成・物性・分析・応用に関わる科学と技術の発展に貢献することを目的として1980年に福井で創設されて以来,2年に1回開催され、今回で第21回を迎える歴史ある学会です。高分子微粒子には、化学、物理、生物等、様々な分野の研究者、技術者の興味を引きつける力があり、科学と工業を元気にしてくれます。本討論会は,一つの会場に参加者全員が集まり、創意工夫が詰め込まれた研究成果発表を通じて、非常に活発な討論を行うことを特徴としています。

人類は新型コロナウィルスとの戦いの真最中であります。昨年度、コロナ禍での開催が困難であったことから、延期をさせていただいておりました。この度、参加者の安全を第一に考え、2022年3月9日-11日の日程でオンライン開催させていただくことになりました。困難な時期であっても、高分子微粒子の研究の炎を灯し続ける意思を明らかにするため、本討論会のテーマを「新たな時代へ、前進する高分子ミクロスフェア」とさせて頂きたいと存じます。

年度末の忙しい時期ですが、多くの研究者、技術者の皆様にご参加頂き、高分子微粒子について今一度考え、鳥の目、虫の目、魚の目でみることで、談論風発の討論が繰り広げられますことを期待しております。ご参加頂いた皆様が、実り多い時間を過ごして頂けますことを心から願い、準備を進めております。どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。

第21回高分子ミクロスフェア討論会運営委員会
藤井秀司,平井智康